シードで迷ったら

前田亜紀監督のドキュメンタリー映画「カレーライスを一から作る」を新体道の渡辺繁さんからお誘いいただいて、

２４日鑑賞させていただきました。

武蔵野美術大学の関野ゼミ生が、

「カレーライスを一から作る」

　野菜の種を買いに行き、畑を耕して、雑草との戦い、田んぼに水を入れて、刈り入れて...

　最初はダチョウの雛を育てようとするけれどうまくいかなくて、ホロホロ鳥と烏骨鶏の雛を育てて...

　塩も海水を一日煮詰めて作り、スパイスも畑で収穫したものを一粒一粒シードを取って...

10ヶ月？かけて「カレーライスを一から作る」

ほんとは映画の後、前田亜紀監督の講演会もあったんだけど、京都で文楽の公演のチケットがあったから今回は文楽へ。

映画は映画だけで

衝撃的場面（鳥の解体）も目をそらさずに見るというか

「愛」を送りながら見るから　すごいエネルギーがいった。

　ほんと「犠牲」だな

スーパーでパックにつめられて売っている肉を買って

ごはん作ってるけど

ほんと生きている鳥をさばいて肉にする過程を

やってもらっている。

自分で生きている鳥を絞めるか？というと

どうだろう？

肉を食べないという選択をするし、

今の食事もベジタブルが主になってる。

肉食は山や森に住む鹿や猪や熊をしとめて

そういうジビエが　ほんとは基本で

家畜として「食べるために育てる」のは

ほんとは野菜が育つ土壌がある日本では

違うんじゃないかと思ってる

今、鹿や猪が里に下りてきて

畑を荒らして困っていて

駆除された鹿や猪は日本で何万頭も

あるだろうけれど、

肉として食べられているのはほんの一部

参考：日本ジビエ振興協会

こういうのはほんとその命を

肉として食べたいなと思う。

ただ人間にとってジャマだから殺して、

そのままにされているのが現状と思う

野菜や穀物が育たない荒野のようなところで

牛などに草を食べさせて

その肉を食べるのが「家畜」の起源と思う

映画の中で絞めた鳥の胃から

穀物がそのままの形で出てきた。

世界で家畜に食べさせている穀物を

そのまま人間が食べたら

世界の食糧危機はなくなるとか

どこかで読んだことがある

でも、ほんとは肉じゃなくても

ベジタブル

野菜や穀物も豆も「生きている」「生き物」

お米とか豆とか　ほんとは種だし

土に蒔いたら芽が出て、また育つのを

豆の状態で食べちゃうんだからほんと贅沢してると思う

自然の恵みはほんとう豊かにあふれていると思う

こういう春の野草は

蒔いて育てるんじゃなくて勝手に自然に

そこらへんに生えてくる

それを摘み取って　食べる

ほんとすごい自然は豊かでありがたいなぁと思う

つくしも美味しい　春になったら勝手にもりもり生えてくる

意外なことにこの日は

映画も文楽も「生命」「死」がテーマでした。

文楽はこれぞ人形浄瑠璃！の心中もの。

「曽根崎心中」

いやぁ　すごかった！?

席も前から４列目の真ん中でめっちゃいい席。

人形たちが生き生きと躍動して生きている！

そして　死ぬ！！

死ぬからこそ、生がめちゃくちゃに輝いちゃうんだな?

シードがダメな理由10